伝統産業に携わる職人さんに伝えたい

プロローグ

いつの間にか50歳を迎え、健康でいられる時間がいよいよ少なくなってきたと実感しています。これからやりたいことや今のうちにやっておきたいことなどを真剣に考えるようになりました。私が今やっておきたいことの一つに『伝統産業に携わる職人さんに伝えるお金の話』があります。特に若い職人さんには是非伝えておきたいことがあります。

伝統産業は日本文化の変化に伴う需要の落ち込みから衰退の一途を辿っています。決して儲かるような仕事ではありません。伝統産業の現状はこのように言って間違いではないでしょう。一方で伝統産業は技術を習得するのに結構な時間を必要とします。簡単に言えば、安月給で技術習得が難しく仕事時間も比較的長いのが様々な伝統産業の特徴といえるでしょう。

私は今の仕事に誇りを持っていますし、仕事自体は楽しいと感じています。とはいえ、このような仕事環境は一般論として厳しいともいえるでしょう。しかし、この世界へ敢えて飛び込んできた若い人たちには、将来を悲観せずに技術習得や仕事に没頭していただきたいと切に願っています。将来に対する漠然とした不安はやはりお金の問題だと思います。この問題を早いうちに解消する一助になれればいいなと考えています。

よろしくお願いします。

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