家賃を下げればお金は残る

賃貸マンションに住む方にお伝えしたいことがあります。特に、ワンルームマンションに住む可能性が高い若い職人さんは心して聞いてほしいと思います。

家賃は月の収入の３割以下に押さえる

不動産会社のデータやFPのブログ等によれば家賃は手取額の30%以内におさめている人が最も多いそうであり、30%に押さえるのが妥当だそうです。Googleなどで実際に検索していただければ分かります。個人的には25%以内をめざしてほしいと思っています。

発想を変えて手取額は収入から家賃を差し引いた額と考えれば手取額を増やすために家賃を押さえようと考えやすくならないでしょうか？若い人は収入が低いため少しでも手取額が増える方がより嬉しいと思います。

若い人は直ぐにでも改善してほしいです。若いからこそ家賃を下げればそこで浮いた金額は年を経るにつれて莫大な額になります。たとえ一般的に若者といえない方であっても理屈は同じです。また、家族持ちでも一緒です。家族がいる場合は引っ越しのハードルが高いとは思いますが。家賃の値引きを貸主の方と交渉するという方法もありますね。

いいところに住みたいというのは人間の当たり前の欲求です。社会人ならなおさらです。その価値観を否定するつもりはありません。綺麗な設備の整った部屋に住むことが私のモチベーションを上げることにつながるという方には私の話は当てはまらないと思いますので、流していただければよいと思います。

しかし、お金を貯めたいという方には先ず家賃という固定費の削減に努めてもらいたいと思います。お金がある程度貯まった後、部屋をグレードアップしていけばよいと思います。

思うに、①ぐっすりと眠れて、②プライベートスペースが確保され、③快適でホッとできれば家としての機能は十分です。それを踏まえた上でできれば収入の25%以内に押さえるよう改善してほしいです。

生活水準を落とさない引っ越しを考える

引っ越しを考える場合に気をつけてほしいことがあります。 今住んでいるところより極端に生活水準を下げない範囲で今より家賃の安いところに引っ越すことを考えましょう。生活水準をあまりに下げると③ホッとする場所ではなくなります。引っ越してストレスがたまってしまっては意味がありません。お金を貯めるのも、快適な人生を送るための手段に他なりませんから、家で快適に過ごせないのは本末転倒です。

そのために考えることは、間取りを変えず、築年数やバス・トイレのセパレート等のこだわりを捨てるとか、職場への通勤範囲を少しだけ広げるなど、同じ生活水準でも家賃を下げられるようなところに引っ越しすることを考えればよいと思います。

家賃は有無を言わせず支出となる

家賃は毎月支払わなければなりません。すなわち、必ず支出になるわけです。とすれば家賃を下げれば月に数千円規模の節約ができることになります。なんとしても実現させたいところです。

家賃の支払がカード払いでできる場合はそれに付随して獲得できるポイントを上手利用しましょう。ポイントは現金と同じ価値を持ちます。ポイントを貯めれば結構な額になります。その貯まった額は家賃から実質的に割引を受けるのと同じ効果があります。カード払いはお薦めです。

更に火災保険の更新時に保険会社を替えるなどの方法もあります。契約書などで拘束がないかを確認してみましょう。その上でもう少し安くできる保険会社はないか探してみましょう。

引っ越しは面倒ですしその時は出費を伴いますが、大きな固定費の削減に繋がります。住むところはよく考えてほしいと思います。また、少し記述しましたが、家賃相場が下がってきている時には引っ越しという手段ではなく賃貸人との家賃交渉で家賃を下げることができるかもしれません。出ていかれるよりはマシと考える賃貸人の方は多いと思います。家賃という大きな固定費を少しでも削減しお金を貯めていきましょう。